2026年¶
メルケルとユニクロ(5月9日)¶
ドイツのメルケル元首相はロシアに宥和的な政策をとりエネルギー依存したことで批判にさらされていた。 他方、ユニクロは新疆ウイグル自治区の人権問題に関連して批判されていた。
いま政府はロシア訪問団を準備しているとの報道があるらしい。メルケル元首相やユニクロの轍を踏まなければ良いのだが。
メルケル元首相について:
ユニクロについて:
訪問団:
ウィーン条約(3月28日)¶
ウィーン条約なんてものがあるそうな:
大使館はなぜ「不可侵」なのか 中東の攻撃応酬では新しい考え方も:朝日新聞 2024年5月7日
外交使節、在外公館を受け入れる国のことを「接受国(せつじゅこく)」と言いますが、接受国の官吏は公館側の同意なしに立ち入ることはできないこと、接受国には公館の安全を保護するために適当なすべての措置をとる特別な責務があることも規定されています。
何だかよく分からんが、こういうときはああするとかこうするとか決まっているのだろう。外交プロトコルとか言うらしいが。
ミドルパワーはつらいよ(3月22日)¶
皇帝のご機嫌は損ねてしまったが王様のご機嫌をとることには成功したらしい。
それにしても、守ってくれないどころか攻めてくるかも知れないらしい:
「支持率下落で危険水域」とのことだが、それでも40%以上の支持がある:
大統領はいずれ去る(はずだが・・・)。しかし、その支持者はずっと残る。
頼みますよ、AI(2月23日)¶
我が家のプリンタ複合機のドライバの Windows on Arm 対応版がいつまでたっても出ない。 Windows 11 ARM64版 対応表
AI がすぐにコードを書いてくれんじゃなかったのか?いつになったら出るのやら。
ポートフォリオリバランス(2月9日)¶
近頃の株高と金利上昇(債券安)は、債権よりも株の方が儲かると踏んで乗り換えているからなのではないだろうか。
そう考えて「ポートフォリオリバランス」で検索してみたところ、10年前の次の論文を見つけた:
- ポートフォリオリバランスとその効果
米澤 康博
証券経済研究 第93号(2016.3)
パラパラと眺めてみたが、なんだかよく分からない。当時の日銀の緩和政策の結果として円安が生じ、それが ROE (Return On Equity: 自己資本利益率) を上昇させ株価が上昇したとのこと。
ここのところの株高債券安がポートフォリオリバランスの結果なのかどうか私には分かりかねるが、金利上昇は財政悪化への懸念から起こっているとは限らないのではなかろうか。
再現性(1月12日)¶
The Feynman Lectures on Physics Vol. I Ch. 52: Symmetry in Physical Laws でファインマンは次のように書いている:
The first thing we might try to do, for example, is to translate the phenomenon in space. If we do an experiment in a certain region, and then build another apparatus at another place in space (or move the original one over) then, whatever went on in one apparatus, in a certain order in time, will occur in the same way if we have arranged the same condition, with all due attention to the restrictions that we mentioned before: that all of those features of the environment which make it not behave the same way have also been moved over—we talked about how to define how much we should include in those circumstances, and we shall not go into those details again.
実験が再現されるには同じ条件を整える必要があるが、どのくらい「同じ」にすべきなのか、どのくらい「同じ」にできるのかと言う問題の詳細についてファインマンは言及を避けている。それはそうであろう。そんなことにこだわり出したら収集がつかなくなる。 (追記:「以前話したので再び詳細に立ち入ることはしない」と書いてある。きちんと読んでいなかった。反省。)
物理学や化学では「同じ」条件を整えて実験結果を再現することは比較的簡単だろうが、心理学、経済学、生物学などでは難しいことが多いだろう。心理実験などでは、被験者は実験前と後とで状態が変わってしまっているから同じ実験を同じ人に繰り返しても意味がなかろう。
数十年前に数学セミナーを読んでいて、チューリングの母が語ったという、アランが子供の頃のエピソードを知った。(私の記憶が確かならば)アランは同じものを見たり聞いたりしてもその時の心の状態によって反応の仕方が異なるということに気づいたらしく、そのことがチューリングマシンの発想につながったのではないかとの見解が書かれていた。
ステートマシンはまさにそう言うもので、内部の状態によってインプットに対するアウトプットが異なる。これが少なからぬ人のストレスとなるらしく、純粋な関数型言語では入力が同じなら出力が常に同じになることがアピールされたりもする。
状態というのはコンテキストの一種だろう。いちいち言わなくてもわかるでしょという。いちいち言わなくて良いのは楽だが、はっきり言わないせいで誤解の元になることもある。